こんばんわ!
コスメディア編集長の五十嵐赤鬼です。
先週、幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル2026[夏]」へ取材に行ってきました。
ワンダーフェスティバルといえば、フィギュアやガレージキットをはじめ、さまざまな造形物が集まる大規模イベントです。コスプレをされている方も多く、今回もたくさんの方を撮影させていただきました。
撮影にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今回のワンダーフェスティバルは、私にとって少し特別なイベントでもありました。
というのも、退院後、初めて参加する大規模イベントであり、退院後初めての本格的なコスプレ撮影だったからです。
入院中は当然ながら、普段のように外を歩き回ることも、重い撮影機材を持ち歩くこともありませんでした。
病院内を歩くことはあっても、基本的にはベッドの上や病室で過ごす時間が長くなります。入院期間としては決して何か月にも及ぶような長期入院ではありませんでしたが、それでも身体には思っていた以上の変化があったようです。
今回のイベントに参加して、はっきりと感じました。
「自分が思っていた以上に、体力が落ちているな」と。
久しぶりに「疲れた」と感じた
私は昔から、比較的体力には自信があるほうでした。
コスプレイベントの取材では、朝から夕方まで会場内を歩き回り、撮影場所を探し、列に並び、しゃがんだり立ったりを繰り返します。
カメラ本体にレンズ、ストロボ、予備のバッテリーなどを持ち歩くため、荷物も決して軽くありません。
イベントによっては、一日で何十人ものコスプレイヤーさんを撮影することもあります。
それでも、これまでは多少疲れることはあっても、「もう動きたくない」と感じるほど消耗することは、あまりありませんでした。
撮影中は楽しいですし、目の前の撮影に集中していると、疲労を忘れてしまうこともあります。
ところが今回は、イベントの途中から、明らかに身体の重さを感じるようになりました。
足が重い。
立ち上がるときに、少し力が必要になる。
撮影場所を移動するだけでも、以前より疲れる。
集中力も少しずつ落ちていく。
もちろん撮影自体は楽しかったですし、「参加しなければよかった」と思ったわけではありません。
むしろ、退院後に再びカメラを持ち、イベント会場で撮影ができたことは、とても嬉しいことでした。
ただ、気持ちは撮影を続けたいと思っているのに、身体がそれについてこない。
その感覚が、以前とは明らかに違いました。
イベントが終わった頃には、久しぶりに心の底から「疲れたな」と感じていました。
入院中は、想像以上に身体を動かさない
入院している間は、身体を治すことが最優先です。
体調が悪い状態で無理に動くことはできませんし、治療や検査の都合もあります。
私自身も入院中は、ベッドで過ごす時間が非常に長くなりました。
食事をして、検査を受け、薬を飲み、体調を確認する。
病院内を少し歩くことはあっても、日常生活のように通勤したり、階段を上ったり、買い物をしたり、撮影機材を持って移動したりすることはありません。
普段は意識していませんでしたが、日常生活の中では、思っている以上に身体を動かしています。
駅まで歩く。
階段を上る。
仕事中に移動する。
買い物袋を持つ。
撮影のためにしゃがむ。
こうした一つひとつの動きが、日々の体力を維持することにつながっていたのだと思います。
それが入院によって一度途切れると、身体は想像以上に早く衰えてしまうのかもしれません。
入院中は「退院すれば元の生活に戻れる」と、どこかで簡単に考えていました。
もちろん、病院から自宅へ帰るという意味では、元の生活に戻ることができます。
しかし、退院した瞬間に身体まで入院前の状態に戻るわけではありません。
退院はゴールではなく、日常生活へ戻るためのスタートなのだと、今回のワンダーフェスティバルで改めて実感しました。
猛暑も想像以上に身体にこたえた
今回の疲労には、入院による体力低下だけでなく、夏の暑さも大きく関係していたと思います。
退院後は、仕事でも自宅でも、基本的に冷房の効いた室内で過ごしていました。
その状態から、真夏のイベントに参加することになりました。
ワンダーフェスティバルの会場内は屋内ですが、移動中やコスプレエリアでは暑さを感じる場面も多くあります。
特に夏のイベントでは、ただ立っているだけでも体力を奪われます。
強い日差しや高い気温の中で、機材を持って移動し、立ったりしゃがんだりしながら撮影を続ける。
以前であれば何とか乗り切れていたことでも、退院直後の身体には大きな負担だったのだと思います。
「入院による体力低下」と「夏の猛暑」。
この二つが重なったことで、身体への負担が想像以上に大きくなっていました。
気持ちの上では退院して元気になったつもりでも、身体はまだ完全には戻っていない。
さらに暑さへの耐性も落ちている。
その状態で以前と同じように動けば、疲れて当然だったのかもしれません。
体力に自信があったからこそ、気づくのが遅れた
私はこれまで、自分は比較的体力がある人間だと思っていました。
長時間のイベント取材や撮影にも慣れていましたし、多少の疲労であれば翌日には回復できることがほとんどでした。
だからこそ、今回も「以前と同じように動けるだろう」と考えていた部分があります。
退院した。
普通に歩ける。
仕事にも戻れた。
カメラも持てる。
それならイベント撮影も問題ないだろう。
頭の中では、そのように考えていました。
しかし実際には、「日常生活を送れること」と「一日中イベント会場を歩き回れること」の間には、大きな差があります。
体力に自信がある人ほど、自分の限界を過信してしまうことがあるのかもしれません。
以前できていたことが、今も同じようにできるとは限りません。
特に、病気や入院を経験した後は、身体の状態を一度リセットして考える必要があります。
過去の自分を基準にするのではなく、今の自分がどこまで動けるのか。
今の身体が、どの程度の負担に耐えられるのか。
それを確認しながら、少しずつ戻していくことが大切なのだと思います。
無理をしないことも、活動を続けるために必要
イベント取材や撮影をしていると、どうしても無理をしてしまうことがあります。
せっかく会場に来たのだから、できるだけ多く撮影したい。
この機会を逃したくない。
もっと良い写真を撮りたい。
そう思うほど、疲れていても動き続けてしまいます。
特に撮影中は、目の前のことに集中しているため、自分の疲労に気づきにくくなります。
しかし、体調を崩してしまえば、その後の活動自体ができなくなってしまいます。
一日で無理をして多く撮影するよりも、休憩を取りながら、今後も継続して撮影を続けられるほうが大切です。
今回、久しぶりに強い疲労を感じたことで、無理をしないことも活動の一部なのだと改めて考えました。
休むことは、怠けることではありません。
水分を取ること。
日陰や冷房の効いた場所で休憩すること。
少しでも体調に違和感を覚えたら、撮影を切り上げること。
荷物を必要以上に増やさないこと。
こうした判断も、長く活動を続けていくためには必要です。
これまでは「まだ動けるから大丈夫」と考えることが多かったのですが、これからは「動けるうちに休む」ということも意識していきたいと思います。
少しずつ、元の体力を取り戻していきたい
今回のイベントで、体力が落ちていることを実感しました。
正直に言えば、少し悔しさもあります。
以前は当たり前にできていたことが、以前と同じようにはできない。
自分では元気になったと思っていたのに、身体はまだ追いついていない。
そう感じると、焦る気持ちも出てきます。
しかし、ここで無理をして再び体調を崩してしまっては意味がありません。
体力は、一日や二日で元に戻るものではないと思います。
毎日の生活の中で少しずつ歩く。
軽い運動を続ける。
睡眠をしっかり取る。
食事や体調管理を意識する。
そうした積み重ねによって、少しずつ戻していくしかありません。
以前の自分と比べて落ち込むのではなく、昨日の自分より少し動けたことを大切にする。
今は、そのくらいの気持ちで良いのかもしれません。
退院できたからといって、すぐにすべてが元通りになるわけではありません。
身体と相談しながら、無理のない速度で日常を取り戻していく。
今回のワンダーフェスティバルは、そのことを身体で実感した一日になりました。
最後に
退院後初めてのコスプレ撮影は、とても楽しい時間でした。
久しぶりにイベント会場でカメラを構え、たくさんのコスプレイヤーさんを撮影できたことは、本当に嬉しかったです。
その一方で、自分が思っていた以上に体力が落ちていることにも気づきました。
入院中に身体を動かさなかった影響。
冷房の効いた室内で過ごしていたこと。
夏の猛暑。
重い撮影機材。
長時間の移動と撮影。
さまざまな要因が重なり、今回の疲労につながったのだと思います。
昔から体力には自信がありましたが、その自信だけで無理をしてはいけない。
今の身体の状態を受け入れ、焦らず、少しずつ体力を戻していきたいと思います。
そして、これからも長く撮影や取材を続けていくために、休むことや体調を優先することも大切にしていきます。
改めまして、ワンダーフェスティバル2026[夏]で撮影にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
撮影させていただいたお写真は、順次掲載していく予定です。
それでは、また次回のコラム記事でお会いしましょう。
さようなら!
投稿者プロフィール








コメント