こんにちは、五十嵐赤鬼です!
前回のコラムでは、3月に開催されたAnimeJapanのお話をお届けしましたが、今回はその続き、4月のニコニコ超会議編をお送りします。
このコラムを書き始めて今回で3回目になるのですが――
「これ、自分のカメラマン人生6年分をまとめるって結構ヤバくない?」
と、今さら冷静になって頭を抱えています(笑)。
もちろん日記風に毎月追っていくのも楽しいんですが、いずれはカメラメーカーやレンズの好み、推しキャラ、言えない黒歴史なんかも暴露したいな~なんて思ってます(笑)。とはいえ、3月まで書いてしまったので、まずは12月までしっかり記録して、その後に番外編として脱線トークを展開できたらなと考えています。
さて、前置きが長くなりましたが――
今回は、忘れられない「ストロボ盗難事件」が起きた、ニコニコ超会議のお話です。
Contents
ストロボ沼と出会い、ワイヤレスフラッシュを知る
4月下旬、ゴールデンウィーク直前に幕張メッセで開催されたニコニコ超会議に参加してきました。
実はその直前、3月のAnimeJapanで初めて本格的にストロボを使ってみたところ、思いのほか楽しくて「ストロボ沼」にドハマリしてしまったんです。
そこからはひたすらストロボの情報収集。「もっと撮影の幅を広げたい!」と夢中で調べていた時に出会ったのが、ワイヤレスフラッシュという技術。
ちなみに「ワイヤレスフラッシュ」とは?
ワイヤレスフラッシュとは、カメラとストロボをケーブルや直結なしで連動させ、離れた場所からストロボを光らせる技術です。
一般的には「ワイヤレスコマンダー(発光指示を出す側)」と「ワイヤレスレシーバー(受信して発光する側)」の2つを使い、カメラのホットシューにストロボを載せなくても、好きな位置からストロボを発光させられるという夢のような機能。
これを知った瞬間、「これやりたい!!」とテンションが爆上がりしたのは言うまでもありません。
しかし現実は甘くない
ところが、すぐに壁にぶち当たります。
当時使用していたカメラはNikon製(D5600)、ストロボはサードパーティ製(Nikon純正品ではないストロボ)だったのですが、どう設定してもワイヤレス接続ができない。
「なんでだろう?」と説明書を読み込んでようやく理解したのは、純正同士じゃないとワイヤレス連携ができないケースがあるという事実。
仕方なくNikon純正のワイヤレス対応ストロボを調べたところ、なんと定価49,500円(税込)
「た、高すぎる…カメラ本体の1/3の値段ってどういうこと!?」と完全に戦意喪失しました。
救世主・Godox登場!
そんな時に出会ったのが、Godoxのワイヤレスコマンダー&受信機です。
これを使えば、社外製ストロボでもワイヤレス化が可能になるとのことで、即購入!
私が使ってるフラッシュトリガーは上記になります!
最近新型が出たのでそちらもお勧めさせていただきます!
※各メーカーに対応したフラッシュトリガーを使用しなければうまく動作しません
購入する前に必ず確認をお願いいたします。
こちらが新型のフラッシュコマンダーになります!
こちらが受信機になります!
※こちらも各メーカーに対応した受信機を使用しなければうまく動作しません
購入する前に必ず確認をお願いいたします。
届いたその日にマニュアルを読みながらセットアップし、いざ発光!
「ピカッ!!」
おおお!!ほんとに遠隔で光った!!
この時の感動は、今でも忘れられません。
興奮のあまり、さらに受信機を追加購入して、手持ち用と地面用の2灯体制で挑むことにしました。
事件は幕張で起きた
そして迎えたニコニコ超会議当日。
ニコニコ超会議のコスプレエリアは「9ホール外」と「やすらぎ・いこいのモール」の3ヶ所で展開されています。今回は私は9ホール側で撮影を行いました。
テンションMAXの五十嵐赤鬼は、1灯を手持ち+もう1灯をコスプレイヤーさんの足元に置いて、新たなライティング表現に挑戦していました。
何度か同じセットで撮影し、次のコスプレイヤーさんの列に並び、順番が来たので足元にストロボを設置しようとした瞬間――
「あれ?ストロボがない…?」
さっきまで使っていたはずのストロボが、忽然と消えていたのです。
慌てて直前に撮影したコスプレイヤーさんのところに戻って確認しましたが、誰も知らないとのこと。
「え、もしかして盗まれた!?」
そんな悪夢のような展開が頭をよぎりました。
奇跡の生還
「もしかして落とし物センターに届いてるかも…?」
わずかな望みにかけて、記憶を頼りに落とし物センター(たしか1〜3ホールの間)へダッシュ!
スタッフさんに商品名を伝えると、
なんと!無くなったストロボと受信機のセットが届けられていたのです!!
もうその場で「よかったあああ!!」と声に出してしまいました(笑)。
スタッフさんには「次から名前シールとか付けておいた方がいいですよ」と優しく諭され、「はいっ!!」と元気に返事してその場をあとにしました。
教訓とこれから
その日はさすがに心が折れ、2灯目のストロボはカバンにしまって1灯撮影で終了しました。
今回の事件で学んだことはひとつ――
イベント会場では機材管理をしっかりしなければいけない。
カメラマンもコスプレイヤーも、大切な機材や荷物はしっかり管理しましょう。
実際に機材盗難の話も聞きますし、私のように運良く戻ってくるとは限りません。
というわけで、今回は**「ストロボ盗難事件とワイヤレスフラッシュ沼」**のお話でした。
次回は5月編、いよいよ春イベントシーズン本格化!どんな出来事があったのか…?
またお楽しみに!
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