宇都宮市で開催されるサブカルチャーの祭典とちてれ★アニメフェスタ!を取材してきました!!

こんばんわ!コスメディア編集者の赤鬼です。

今回は、5/7から8日に栃木県宇都宮市オリオン通りで開催された

とちてれ★アニメフェスタ! を取材させていただきました!

よろしければ、ご覧になっていってください!

1 ◯とちてれ★アニメフェスタ!とは

                               出典:とちテレアニメフェスタHP

CHECK

【とちてれ★アニメフェスタ!】は、栃木県宇都宮市で開催されるとちぎテレビによる漫画アニメ関連のイベントであり、
ご当地萌えキャラまつりも同時開催される、サブカルチャーの祭典です。

                      出典:とちてれ アニメフェスタ! - Wikipedia

私は4年程宇都宮に住んでいたことがあり、毎年開催されるたびに足を運んでいました。

残念ながら、近年は新型コロナウィルスの影響で開催が延期されていましたが、3年ぶりに開催されることになりました。

2 ◯コスプレの側面

【とちてれ★アニメフェスタ!】はサブカルチャーの祭典であり、コスプレの交流がメインではありません。

ですが、毎年多くのコスプレイヤーとカメラマンが参加し賑わっています。

コロナ禍になり、コスプレをする人が減るかと思われていましたが、

今回開催された【とちてれ★アニメフェスタ!】では1日目におよそ300人、2日目におおよそ400人のコスプレイヤー、カメラマンも合わせると合計2日間で約600人もコスプレイヤーが集まりました。

私が知っている範囲内で、北関東のローカルイベントにここまで多くのコスプレイヤーが参加するイベントは他にないと思います。

参加者の地域も幅広く、今回取材したコスプレイヤーの中には、愛知県から来られた方もいらっしゃいました。

それほどまでに、【とちてれ★アニメフェスタ!】のコスプレの側面は強いということではないでしょうか。

今回は、そんな【とちてれ★アニメフェスタ!】のコスプレを紹介していきます。

2−1 ◯開催地&撮影可能エリア

開催地は、JR宇都宮駅から徒歩15分 オリオン通り商店街というところです。

商店街で開催されるので、基本的に会場は細長く直線距離が600mほどです。

なので、まとまった大きさの広場があまりなく、

オリオンスクエア.バンバ広場.生涯学習センター

の3つになります。

(オリオンスクエアはメインイベントが実施されているのでコスプレ撮影の使用ができません)

1日目のコスプレ可能エリア

★2日目のコスプレ可能エリア

                                              出典:miyacosHP とちテレアニメフェスタ/コスプレ部門

※緑で塗ってある位置が撮影可能エリアになります。

★オリオンスクエア前

★オリオン通り裏、釜川付近

★宇都宮Festaビル前(ご当地萌えキャラまつり開催エリア) 

★バンバ広場

※上記の画像は1日目(5/7の画像になります)

その他にも、

CHECK

コスプレ撮影が可能な廃墟スペースがあります。

こちらは完全予約制で、利用したい場合はmiyacos(公式HP)に連絡する必要があります。

おそらく、今後も、予約制になると思われるので、利用されたい方は、事前にmiyacos HPの情報をご覧ください。

廃墟スペースの内装は以下になります。

廃墟スペース

廃墟スペースのベランダから見えるオリオン通りはこんな感じです。

ほっともっと宇都宮中央通り店の向かいに廃墟スペースがあるビルがあります。

CHECK

※1.以下の画像は、miyacosHPからの出典です。

※2.オリオンスクエアは撮影禁止のため画像はありません。

2−2 ◯どんな参加者が多いか

とちてれ★アニメフェスタ!は、特撮系から美少女アニメなど幅広いジャンルのコスプレイヤーが集まることが印象的でした。

コスプレイヤーとカメラマンの交流も盛んで、とちてれ★アニメフェスタ!でお友達を増やす方も多いです。

また、とちてれ★アニメフェスタ!からコスプレを始められるという方も多いです。

3 ◯とちてれ★アニメフェスタ!が抱えるコスプレの不安点

ここまではとちてれ★アニメフェスタ!の説明をさせていただきましたが、

私が参加していて感じた不安点というものを少しお話したいと思います。

それはコスプレと一般の共存問題です。

コスプレイベントは、ほとんどが自治体や運営施設から場所を借りて開催します。

貸切の場合が多く、イベント参加中に一般の方と接する機会はあまりありません。

ですが、とちてれ★アニメフェスタ!はオリオン通りという商店街を借りて開催しています。

俗にいう 街コス と呼ばれるものです。

なので、一般の方とコスプレイヤーがトラブルを起こしてしまう場合があります。

過去にあった事例ですが、

CHECK

◯一般の方が撮影許可を取らずに、コスプレイヤーさんを撮影してしまいトラブルになってしまった。

◯コスプレイヤーが商店街の一角を撮影のために占領してしまい、お店の人とトラブルになってしまった。

などがありました。

貸切イベントではないため、オリオン通りは一般の方がお店を利用しています。コスプレイヤーの皆さんは場所を借りてイベントを開催しているという自覚を持ちイベントに参加をしましょう。

一般の方向けの対策には、とちてれ★アニメフェスタ!のコスプレ運営であるmiyacosさんがとても参考になる試みをされていたのでご紹介したいと思います。

イベント開催中には、プラカードをもった警備員さんが巡回をされていました。

この警備を担当してくれたのは【株式会社 ひとつ葉】という警備会社さんです。

街コスイベントは一般の方との共存が不可欠です。こうして呼び掛ければ少しでもトラブルが減るのではないでしょうか。

私はこの試みはとても素晴らしいと感じました。

3−1 miyacosの思い

先ほどお話しした通り、今回のとちてれ★アニメフェスタ!のコスプレ運営はmiyacosが行いました。

miyacosは、2015年4月に宇都宮市大谷稲荷山で開催された大谷稲荷山撮影会を機に、現在6年目を迎えている宇都宮市内でコスプレイベントを開催されている団体です。

コスプレという文化を大切にし、宇都宮の街を活性化させたいと日々活動なさっています。

今回、そんなmiyacosの主催者さんにインタビューをすることができました。

miyacos:主催者
赤鬼

まず今回のイベントを終えて感想をお聞きしたいのですが、どうでしたか?

miyacos

大きいイベントのお話をいただいて、すごくありがた気持ちと、
信頼を得たからこそ大きな責任を感じました。
当日まで不安でしたが、スタッフの協力もありなんとか成功することができました。
それも、今まで協力してくれたスタッフの力があってこそだと感じました。

赤鬼

ーとちてれ★アニメフェスタ!は街コスと呼ばれる一般の方とコスプレイヤーが共存しているイベントですが、
特に注意し気をつけていたことはありますか?

miyacos

一番気をつけていたのは、一般のお客さんとの共存です。
私達はオリオン通りという商店街を借りてコスプレをしています。
小さい子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の人たちがこの商店街を利用しているので、
一般のお客様の邪魔にならないようにルールを整える必要がありました。
特に長物(刀や銃などの大きさがある小道具)やカメラマンが使う三脚やソフトボックスなどの使用は一般のお客様への事故にも繋がります。
ルールで縛りすぎているという意見もありましたが、適切な場所で楽しく街コスをするためには明確にしなければなりませんでした。
今後も楽しくイベントを開催できるようにルールを明確に定めていきたいと考えています。

赤鬼

今回イベントで巡回されている警備員の方がいらっしゃいましたよね?
とても良いアイディアだと思いましたが、あれはどのように考えたのですか?

miyacos

第一の理由は、
普段のイベントでもスタッフが見回りをしておりますが、
やはり警備会社にお願いをして制服を着た方に巡回してもらった方が、
参加者の方も一般の方も守ることができるのではないかと思いました。
とても悲しい話ですが、相手を見て自分より弱いと判断した相手へ威圧的に逆上する人もいます。
制服を着た男性が巡回することは大きな意味がありました。

第二の理由としては、
二つの世界の間に立って欲しい、という気持ちから依頼しました。
どちらが悪いというわけではなく、一般の方とコスプレ参加者では、ルールや認識の齟齬やズレといったものは当然発生するものです。
そういった面で「コスプレイベント団体に依頼されてはいるけれど、知識や認識は一般の人に近い人」というどちらの視点にも立てる方が居てほしいという思いから依頼いたしました。

赤鬼

インタビューありがとうございました。最後にmiyacosさんが目指すものをお聞きしたいです。

miyacos

②miyacosの目指すもの 情けないお話かもしれませんが、今はまだ具体的な目標であると言うものがあるわけではないのです。

ウィッグショップを作りたい。
スタジオを作ってみたい。
こんなロケーションでコスプレができるようにしたい。
過疎化地帯などを再利用してサバゲーなどをできる場所にしてみたい。
来年には同人誌即売会も開催したい。

こんなふうに、やりたいことは山ほどあります。
これをうまく言葉にできないのが歯がゆいです。笑
ただ、行政、自治体、地元企業を始め、参加者やスタッフなどの関わってくださる方々が。
「miyacosと何かをして楽しかった」あるいは「miyacosと関わってると楽しい」そう思ってもらえる団体であったらと思います。

4 まとめ

今回、とちてれ★アニメフェスタ!を取材して、

コスプレイベントの開催がいかに難しいということを再認識させられました。

この記事を書いている時期(2022/5/15)にコスプレイベント界隈で、

炎上事件が数件起こりました。

どんなイベントでもそうですが、自分一人のイベントではありません。

他にも参加者がおり、一般のお客様がいる可能性もあります。

イベントによっては使用する道具や露出の制限が違う場合もあります。

あのイベントではできるのに、このイベントではなんで禁止なの?

と思われる方もいるかもしれません。

しかし、それはイベントによって開催環境や主催側の意図があります。

イベント主催者も、無駄に厳しくルールを整備しているわけではありません。

参加者全員が、気持ち良くコスプレイベントを楽しむために考えて、

ルールを整備しているのです。

イベントに参加するときは、ルールに正しく則り楽しみましょう。

追記:サバンナの会 インタビュー

5/7、8日にとちてれ★アニメフェスタ!、メインステージでパフォーマンスを行った

【サバンナの会】公式Twitter &公式HP

を取材させていただきました。

プロフィール

サバンナの会】は、

思い付いた時に体の空いてるメンバーで踊ってみたを練習するクリエイター集団です。

今回出演したとちてれ★アニメフェスタ!以外にも、

●ニコニコ超会議2018 超踊ってみたブース『踊ってみたフェス Live Part』出演

●2018年開催.宇都宮カクテルハロウィン×ミヤコスステージ出演

など多くのイベントに出演されています。

今回はそんな【サバンナの会】をインタビューさせていただきました。

Twitter:サバンナの会
赤鬼

コロナ禍で開催が延期されて、今回3年ぶりの開催が復活されましたが、 サバンナの会から見て、今回とちテレアニメフェスタ(miyacos)のコスプレは、どう思われましたか?また、どう楽しめましたか?

サバンナの会

コロナの影響を受け、アニフェス自体が3年ぶりの開催ということもあって、

コスプレ参加の方も一般のイベント参加者の方も

非常にいきいきと楽しそうに参加されていた印象です!

我々もステージ出演含め、二日間参加させていただく中で、

本当にたくさんの方と交流することが出来、改めてイベントの盛り上がりを感じました。

コスプレイヤーさんだけでなく、街の地域の方々からもお声かけをいただけるというのは、

ひとえにmiyacosさんのこれまでの努力と信頼によるものなのだろうなと思いました。

ステージでは暖かいご声援もいただき、本当に貴重な経験となりました。

また機会がありましたら是非宇都宮のイベントに参加させていただきたいと考えております!

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